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この記事は、2018年の体験をもとにしています。情報が古い場合もありますので参考程度にお読みいただけますと幸いです。
ヘルシンキ滞在の最終日は、街中でお買い物をして早めに空港へ向かいました。評判のいいヘルシンキの空港ラウンジもゆっくり楽しんで、旅を締めくくりたいと思います。
町中でのお買い物
計画では、最後に町でお買い物して空港へ向かおうと思いました。
しかし、帰国日は日曜日。ヘルシンキの多くのお店が12時からしか開かないことに現地で知りました。ヘルシンキでは、お店の営業時間のチェックも必要なようです。
遠出はあきらめ、ホテル近くのKampiiショッピングセンターでお買い物することにしました。20%セール中のマリメッコのバッグと、ヨガマットを買いました。
免税品は上の写真のように、しっかり封されます。免税品として国外に持ち出すので、原則、飛行機が離陸するまで開けることはできません。ただ、Manduka(マンドゥカ)のヨガマットを買ったお店では、TAX REFUNDできませんでした。お店によって、免税できるかどうか、違いがあるようです。
TAX REFUND
外国人旅行者が同一店舗で、一定額以上のお買い物をした場合、その国の付加価値税が免除されます。手続きは、最後のEU加盟国を出国するときに行います。以下、フィンランドの税率や還付率です。
- 税率: 24%、14%(食料品)
- 免税対象額: 40ユーロ~
- 還付率: 9.8%~16%、7.5~10%(食料品)
- 税関印受領期限: 購入月末日から3ヶ月以内
- 払戻申請期限: 購入日から1年以内
空港HPによると、ヴァンター国際空港が最も混雑するのは、出発や到着便が集中する6:00~8:30と14:00~17:30 です。この時間のTAX REFUNDカウンターも激混みです。
Global BlueとPREMIER
TAX REFUNDの会社は、「Global Blue(グローバルブルー)」と「PREMIER」の2社があります。日本人に人気があるムーミンショップとマリメッコは「Global Blue」でした。町中のイッタラは「PREMIER」だそうです。どちらの会社に対応しているかは、お店に貼ってあるステッカーで分かります。
空港の「PREMIER」のカウンターは、「A1」の出口の隣の中央のエスカレーターで出発階(2階)にあがった所にありました(2018年8月現在)。以下では、実際に行ったGlobal BlueでのTAX REFUNDについてご紹介したいと思います。
Global Blue
Global BlueのTAX REFUNDは、出国審査の前と後で可能です。
必要なもの
Tax Free Form
必要なもののうち、「Tax Free Form」には「レシート」が添付されています。その「Tax Free Form」には、以下のことを記入します。
- 名前(入力済)
- パスポート番号(入力済)
- 住所
- メールアドレス
- 署名
- 還付の方法(クレジットカードか現金を☑)
私が利用したマリメッコのお店では、レジでパスポートを機械に読み取らせるので、「Tax Free Form」には、名前とパスポート番号はすでに入力済 で、びろ~んと縦長い紙をもらいました。あとは、住所以下の部分(上の、3・4・5・6)を自分で記入(英語)します。
おすすめ
クレジットカードへの還付がおすすめです。クレジットカードへの返金は数日後で、とても早かったです。現金の払い戻しだと手数料がかかってしまいます。なお、現金で買ったものでも、クレジットカードへの払い戻しは可能です。
TAX REFUNDができる場所
以下、2018年当時、TAX REFUND できた3ヵ所をご紹介いたします。
※最新の情報は、tax-free-shopping でもお確かめください。
① チェックイン・保安検査前
市内から鉄道でヘルシンキ空港まで来たら、地下の空港駅から連絡通路を通り到着エリア方面へ向かうと、すぐにカウンターや SELF SERVE の機械が見つかりました。
ターミナル2・到着出口「2B」の近く
07:00 a.m. - 18:00 (毎日)
搭乗券や「Tax Free Form」についているバーコード、そしてクレジットカードを機械に読み取らせます。ここだと、商品をスーツケースから出す必要がないので簡単ですが、なかなか読み込まない場合もあるそうです。
ただし、SELF SERVICEを利用する際には、搭乗券が必要です。事前にウェブチェックインして搭乗券を印刷しておくか、スマートフォンやタブレットにPDFでダウンロードしておくと、チェックインカウンターが開く前でも利用できます。
この機械は、TAX REFUNDの有人カウンター近く(スターバックの前など)にありました。14時ごろ空港に着いたとき、すでに中国人ツアーの長蛇の列ができていましたので、JAL等この時間帯に出国予定の方は、早めに空港に行くことをおすすめします。
② チェックイン・保安検査後
TAX REFUNDができるもう一つの場所は、チェックインして、3階にあがり、保安検査(セキュリティチェック)を受けた後のシェンゲンエリアにあります。14時半ごろこの辺りを通りましたが、とても混雑していました。
「ゲート29」の近く
06:00 - 19:00
③ 出国審査後
国際線に乗るための空港で買い物をした場合、お店で免税になると思いがちですが、ヘルシンキの空港には課税エリアと免税エリアがあるので、注意が必要です。ムーミングッズの店や「イッタラ」は、課税エリアにあるので、出国後にTAX REFUNDの手続きを行わなくてはなりません。また、機内持ち込みできるサイズの買い物も出国後の手続きが便利です。
出国審査後すぐ
13:00 - 23:00
実際に手続したようす
必要書類とクレジットカードを提出後、スタンプを押してくれたレシートと、TAX REFUNDの証明書をくれました。出国審査後のスタバの横にあるTAX REFUNDのカウンターは、15時過ぎに行ったとき、待ち時間ゼロでした。
1分もせずに手続き完了です!
そちらには日本語ができるスタッフもいて『5日以内に返金されます』と教えてくれました。
本当に、すぐ還付金がありました。封筒に入れて書類を送る・・・といった手間も必要もなく、とても簡単でした。ちなみに、非シェンゲンエリアとなる出国審査後にある免税エリアに、marimekko (マリメッコ) がありました。
アウトレット(おまけ情報)
ヘルシンキ郊外にはアラビアやイッタラの食器をお得に買うことができる工場併設のお店がありました。もう一度行きたかったのですが、2016年に海外生産に切り替え以降、お得に買える品物は無くなったと聞き、空港で食器を買うことにしました。しかし、空港のイッタラのお店(シェンゲンエリア/課税)の品揃えは少なく、今回の目的であった食器はゲットできず(泣)。ちなみに、Kampiiショッピングにもイッタラのお店はありましたので、そちらで買えばよかったです。
空港ラウンジ
次は、お楽しみの空港ラウンジへ行きます。
「ゲート50」の近く
06:00 - 00:00(毎日)
シャワーとサウナ
シャワーだけでなくサウナがあるのが、ヘルシンキ空港のラウンジの特徴です。
サウナは使いませんでしたが、シャワーでさっぱり^^
食事
シャワーですっきりしたあとは、ワンワールド・エメラルドの恩恵を受け、左奥にある「プレミアムラウンジ」に入りました。食事の種類は多くありませんが、その場で作ってくれる2種類の温かいものもあり、どれもとっても美味しかったです。
食器が素敵なので、空港のラウンジということを忘れてしまいそうです。
入室資格
- フィンエアープラスのプラチナルモ(4名同伴可)
- フィンエアープラスのプラチナ/ゴールド会員(1名同伴可)
- oneworldのエメラルド会員(1名同伴可)
ただし、シェンゲン協定非加盟国エリアのフィンエアーのラウンジは、時間帯によっては有料でも使えるようですね 。
アクセス(3時間まで)をラウンジ受付にて48ユーロでご購入いただくこともできます。2歳から12歳までのお子様は15ユーロです。購入可能時間は午前9時から午後1時、または午後6時から午後11時までとなります(https://www.finnair.com/jp/jp/information-services/at-the-airport/lounges)
さいごに
初めてのヘルシンキ空港でのTAX REFUNDは、出国した後のカウンターに立ち寄ったせいか、思っていたより簡単に済みました。
ただ、空港は小くて、14時から18時ごろは離発着する便が集中しているので、とても混雑します。荷物を持って歩いたり、お買い物するのは大変でした。なので、TAX REFUNDをされる方は、早めに空港に向かうことをおすすめします。また、ラウンジから日本行きへのJALの搭乗ゲートまでも少し歩くことになるので、こちらも早めに移動したほうがいいようです。
ヘルシンキのラウンジのお食事も美味しかったのですが、帰りの機内のお食事も美味しかったです。行きの便より良かった印象です。久しぶりのJALのお蕎麦に、ほっとしました。日本から一番近いヨーロッパと言われるヘルシンキへのフライトは、やっぱり体が楽でしたので、また利用したいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。